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防災、防犯に強い家づくりのためのヒント集

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火災に強い建築構造は

火火災に強い建築構造は

また童話「三匹の子ぶた」の話で恐縮ですが、ワラの家や木の家よりもレンガ造りの家の方が火災に強いのは当然ですね。
でも、木の家の表面が内外ともに鉄板で覆われていて、レンガ造りの家が油紙で覆われていたらどうでしょう。前者は相当な時間火災に耐えますが、後者はあっという間に燃え広がってしまうでしょう。もちろん構造体であるレンガそのものは火災に耐えるので倒壊するような危険はありませんが、内にいる人の避難の容易さや家財の保全面から言えば、そんな家を火災に強いと言うことは出来ませんね。

このように火災に強いかどうかは、本当は構造だけではなく下地材や仕上材や防火設備の有無などによって判断すべきものであり、構造だけを捉えるのはナンセンスなのですが、それでも敢えて「火災に強い建築構造」という視点でみると、やはり鉄筋コンクリート造>鉄骨造>木造の順になると思います。

鉄は燃えないものの一定以上の温度になると急激に強度が低下する性質があるので、「火災に遭っても表面が炭化するだけで急激な強度低下のない木造の方が鉄骨造よりも強い」とか「鉄筋コンクリートは火災に遭うと内部の鉄筋やコンクリートそのものにダメージが残り所定の強度が得られなくなるので所詮は解体撤去せざるを得ない。その場合は撤去費用が他構造より遥かに高くなるので火災に強いとは言えない」などの意見があることも事実です。
しかしまずは人命第一ですよね。火災の初期段階で避難時間が稼げるのはやはり構造体そのものが燃えにくく強度低下も起こし難い鉄筋コンクリートが一番だと思います。

主構造では無いが延焼に対して効果のあるALCパネル

鉄筋コンクリートは、引っ張りには強いが圧縮には弱い鉄筋の外側に、引っ張りには弱いが圧縮には強いコンクリートで覆った複合構造であり火災にも強いのが特長ですが、重い・量産化が難しい・コストが高いなどの欠点もあり一般住宅の構造としてはあまり普及していません。
そこで鉄筋コンクリートの長所を活かしながらもその欠点を補ったALC(高温高圧蒸気養生軽量気泡コンクリート)パネルを用いた量産化住宅がある程度の販売シェアを得ています。構造としては鉄骨造とか木造の範疇になりますが外部からの延焼を食い止める効果はかなり高いものを持っていますので、ここではそのうちの2つをご紹介します。

ヘーベルハウス

主構造は鉄骨造ですが、自前のALCパネルを活用して耐火性に優れた住宅を提供しています。

販売ページ等は下記参照

ユニバーサルホーム

主構造は木造ですが、37ミリ厚さのALCを外部に使用して防火性を高めています。

販売ページ等は下記参照

   

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